じいじは「死者の世界」へ行ってしまったね。

こども達と、映画リメンバーミーを
観た後だったのもあり
そんな会話をした。

ホスピスに入院してからは、
いつ容態が悪くなってもおかしくない
状態だったので、
いつも今日で最後の会話なのかもしれない
と思っていた。

義父はわたしに対してはいつでも
「外の顔」で接してくれていた。
義母や夫にはワガママを言っても
わたしにはいつも気を遣ってくれていた。

「帰るわね」と言うと
「気ーつけるんやで」と
3回言う。調子のいい時は、いつも。



部屋にいるとなんだかフワフワと、
違う景色を見ているようなそんな感じだ。
まさおの時もそうだったかな。

亡くなる日の朝、
「4階に連れて行ってくれへんか?」と義父。
「ベッドごとでいいですか?」
「ベッドごとでいい」

わたしとの最後の「会話」と言う会話は
こんな感じだった。
その数時間後に容態が急変し、
義父は天国へ行ってしまった。

義母と夫とわたし、子供達も、
まだ意識がある時に
駆けつける事が出来たけれど、
その時はもう会話は出来なかった。
先週の金曜日のこと。

4階に何があったんだろうと
ずっとそんなことを考えてしまう。

義父が寝ている間「マザー・テレサ」の本を
読んでいた。
病院の本棚に置いてあったものだ。



「人間にとって、もっとも悲しむべきことは
病気でも貧乏でもない。
自分はこの世に不要な人間なのだと
思いこむことだ。」(本文より)

あなたは必要な人間だったと
伝わるように、最後にかけた言葉は
「ありがとう」。

まさお、じいじを頼むよ。

次回から、またいつもの内容を
書きますね。

では。

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