あっという間に5年以上経っていた。眼科検診。
次女(高3)も学校の健康診断で再検査の紙を
もらってきていたので、
一緒に受診することにする。
次女は乱視がわかって、
それ用のコンタクトに変えたら
「世界が変わった……」と驚いていた。
まぶしいくらいの反応で、
こっちまで少し嬉しくなる。
私は5年ぶりの眼底検査。
網膜剥離の手術から、もう9年が経つ。
数字にすると、時間の流れが急に生々しくなる。
先生に、
「もうこなくていい、なんて言ってないよね」と、
少し厳しめに言われた。図星だった。
結果は、恐れていた後発白内障。
網膜剥離の手術のあと、先生から
「白内障には必ずなるから」と
言われていたことを、
最近になってふと思い出していた
ところだった。
まるで、思い出したタイミングを
見計らったみたいに。
「阪大紹介するから行く?」
今年は次女の大学受験があって、
長女は留学中で。
費用のことを考えると、
もう少しあとにしたいな、
と思ってしまった自分がいる。
優先順位というものは、
いつも自分のことが一番最後になる。
悲しいとかじゃなくて、 もう単純に
そういう順番に なってるだけなんだと思う。
「もう少し後でもいいですか」と私。
「少しでも視力が落ちたと感じたら、
すぐに来てね」
帰りに次女とインド料理屋さんでランチ。
チーズナンがめちゃくちゃ美味しくて、
沈んでいた気分が少し持ち直す。

「ここでワイン飲みたいところだけど、やめておく」
そう言うと、次女に
「気分が落ちてるなら飲んだら」と返される。
彼女は、私がお酒を飲むと
機嫌がよくなることを知っている。
子どもというのは、こういうところだけ、
やけによく見ているよなって思う。
▼網膜剥離になった時の記事です
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